MENU

M字ハゲは治らない?原因と改善方法

M字ハゲは治る?

男性特有の薄毛の症状でもある「M字ハゲ」。

M字ハゲにお悩みの方も非常に多いのではないでしょうか。

中年男性のイメージが強いM字ハゲではありますが、若い方でも症状が進行することがあるので注意しなければなりません。

しかし、M字ハゲって具体的にどんな症状なの?M字ハゲって治すことができるの?など気になるポイントがたくさんありますよね。

そこで今回はM字ハゲの原因や改善方法について解説していきます。

M字ハゲの種類や具体的な原因を明らかにした上で、日常生活の中でできる改善方法や病院を利用した治療方法について知っていきましょう。

目次

 治らないM字ハゲとは?M字ハゲの2つの種類

M字ハゲは、額が徐々に後退することで生じる薄毛の症状の1つで、真ん中の部分を残して額の両サイドから後退するといった特徴があります。

薄くなっている部分がアルファベットのMに似ていることから「M字ハゲ」と呼ばれるようになり、欧米の方に多く見られる症状でもあります。

遺伝のイメージが強いM字ハゲではありますが、それ以外の原因もあります。

M字ハゲについては明確な基準があるというわけではありません。ただハミルトン・の^ウッド分類によって、「おでこの後退している部分と耳の先と頭頂部を結んだラインの間が2センチメートル以上」の場合、M字ハゲであると定義することができます。

そのほかにも、眉毛を思い切り上げたときにできるシワの一番上と額の生え際の間に指が3本以上入る場合、M字ハゲを発症している可能性があります。

そんなM字ハゲですが、発症する原因によって主に2つのパターンに分けることができます。

  • 男性に多くみられる「AGA(男性型脱毛症)」
  • 生え際や分け目が目立つ「牽引性脱毛症」

では、それぞれのパターンでどのような違いがあるのか詳しく見ていきましょう。

男性に多くみられる「AGA(男性型脱毛症)」

AGA(男性型脱毛症)は、名称に男性と書かれているだけあって、男性に多く見られるM字ハゲの症状と言われています。

英語では「Androgenetic Alopecia」と表記される症状で、発症する原因としては、体内に存在する還元酵素「5α-リダクターゼ」の働きが深く関わっていると言われています。

5α-リダクターゼは、前頭部や頭頂部に多く分布しているのですが、そのためにAGAを発症した場合には、M字ハゲやO字ハゲになりやすいと言われています。

AGAは主に思春期以降に発症すると言われているのですが、進行型でもあるため発症したかどうかを判断するのが難しいとも言われています。

できるだけ早く発見して対処することが求められるのですが、ある程度進行した状態だと見た目にもわかるほど薄毛が生じてしまいます。

生え際や分け目が目立つ「牽引性脱毛症」

牽引性脱毛症は、髪の毛の生え際や分け目が目立つように薄毛が進行する脱毛症です。

主にポニーテールなどの髪の毛を引っ張るような髪型をしている人に多く見られる脱毛症で、牽引力が働いた箇所で抜け毛が生じやすくなっています。

「牽引性」という言葉通り、髪の毛が引っ張られることで生じるイメージが強いかもしれませんが、実際のメカニズムとしては髪の毛が引っ張られることで局所的な血行不良が生じて抜け毛のリスクが高まるという流れになっています。

髪型による影響が強い脱毛症でもあるため、男性よりも女性に多く見られる症状と言えるでしょう。

ずっと同じ箇所で髪の毛を分けている場合も、局所的な負荷がかかっているため脱毛症を引き起こす原因となりやすいです。

M字ハゲは男性特有の薄毛症状というイメージが強いのですが、髪の毛に負担のかかりやすい髪型をしている女性の方でも起きることがあるので注意をする必要があります。

M字ハゲを改善する方法は?4つの対策を解説

では、M字ハゲを改善していく方法について解説していきます。

日常生活の中でちょっとしたことを意識するだけでもM字ハゲを改善することが可能です。

M字ハゲの進行を食い止めることもできるかもしれませんし、よりM字ハゲが目立たないようにすることもできます。

M字ハゲの主な改善方法としては以下の4つが挙げられます。

  • ヘアスタイルを変えてごまかす
  • 生活習慣を改善して髪質を整える
  • 頭皮マッサージで血行を促進する
  • 頭皮に刺激の少ないシャンプーを使う

では、それぞれの改善方法について詳しくみていきましょう。

ヘアスタイルを変えてごまかす

M字ハゲをごまかすためにヘアスタイルを変えてみるという方法があります。

ポニーテールのような髪の毛に負担のかかりやすい髪型をやめるというのもおすすめですし、いつも同じ場所で髪の毛を分けているのであれば、分け目を定期的に変えてみるというのもおすすめです。

髪の毛を後ろで結んでいるような方だと、髪の毛全体が後ろに引っ張られるような感じになるため、牽引性脱毛症を引き起こす原因になりやすくなってしまいます。

なので、好きな髪型にしたい気持ちはあるかもしれませんが、髪の毛に負担のかかる髪型にする頻度は少なくする方がいいでしょう。

男性の方でも前髪を上げる髪型にしている人やオールバックの人だと、生え際が目立ちやすくなってしまうので、前髪を下ろした髪型にした方がM字ハゲは目立ちにくくなるでしょう。

髪の毛に負担のかからない髪型を選ぶ、生え際が目立たないように前髪をつくるといったポイントが、M字ハゲを改善したり、目立たなくするためのポイントです。

生活習慣を改善して髪質を整える

髪の毛は身体の一部でもあるため、当然ながら生活習慣によって状態が左右されます。

栄養バランスの取れた食事はもちろんですが、睡眠やストレスなども髪の毛に大きな影響を与えてしまいます。

日常生活のさまざまな要因から、髪の毛の成長に悪影響を与えてしまうと、M字ハゲのリスクを高めてしまうので注意をしなければなりません。

例えば、睡眠不足やストレス状態が長期的に続いてしまうと自律神経のバランスが乱れてしまいます。

自律神経が正常に働かないと髪の毛の成長サイクルも滞ってしまうため、段々と弱い髪の毛になってしまいます。

仕事などさまざまな事情があるかと思いますが、できるだけ規則正しい生活を送ることを心がけるようにしなければなりません。

適度な運動を日常的に行いながら、睡眠の質を高めて、ストレスを溜めないようにすることがM字ハゲの予防や改善につながります。

薄毛予防におすすめの食べ物は?

薄毛予防において重要なポイントの1つに食事の改善が挙げられます。

やはり栄養バランスの取れた食生活を送ることが、薄毛予防には効果的です。

毛髪は基本的にタンパク質ができているため、食事においても積極的にタンパク質を摂取することが重要になります。

毛髪の85%はケラチンというタンパク質で構成されており、グルタミンやアルギニンといったアミノ酸によって合成されます。

これらのことを考慮した上で薄毛予防におすすめの食べ物としては以下のものが挙げられます。

  • 肉類・魚介類・卵類・大豆製品・乳製品など
  • 肉類(おもにレバー)・にんにく・たまねぎなど
  • 昆布・チーズ・味噌・しょうゆなど
  • 大豆・マグロ・うなぎ・にんにく

さらに、ミネラルについても筋肉や骨格を形成する上で重要な栄養素でもあります。

毛髪に必要なタンパク質を生成するためにミネラルが必要となるので、以下のような食べ物を積極的に摂ってください。

  • 牡蠣・豚レバー・牛もも肉・うなぎ・かつおぶし・切り干し大根など

また、各栄養素の代謝や吸収を助けてくれるビタミンも重要な存在となります。

ビタミンは体内で生成することができないため、食べ物から必ず摂取する必要があります。

おすすめの食べ物としては以下の通りです。

  • ビタミンA:豚レバー・鶏レバー・大葉・モロヘイヤ・にんじん・うなぎ・チーズなど
  • ビタミンB2:豚レバー・鶏レバー・焼きのり・魚肉ソーセージ・アーモンドなど
  • ビタミンB6:しじみ・あさり・牛レバー・ししとう・かつお・ごまなど
  • ビタミンC:アセロラ・キウイ・赤ピーマン・ブロッコリー・玉露など
  • ビタミンE:アーモンド・ひまわり油・うなぎ・たらこ・落花生・豆乳など

これらの食べ物を意識的に摂取することで、体内から薄毛を予防してみてください。

薄毛に悩む方が避けた方がいい食べ物

反対に薄毛に悩み方があまり食べない方がいい食べ物もあります。

食習慣を意識する上で以下のような食べ物は避けるようにしていきましょう。

  1. 高脂質な食べ物
  2. 高カロリーな食べ物
  3. アルコールの過剰摂取

脂質を摂り過ぎると皮脂の分泌量を増やしてしまい、頭皮がベタつく原因を招いてしまいます。

皮脂によって毛穴が詰まって頭皮環境が悪化して、抜け毛が進んでしまったり、毛が細くなってしまったりします。

毛穴詰まりが原因で髪の毛の成長サイクルが阻害されてしまうので注意が必要です。

アルコールについても摂り過ぎは髪の毛に悪影響を与えてしまいます。

体内に吸収されたアルコールは分解するためにアミノ酸やビタミンといったさまざまな栄養素を使用しなければなりません。

アルコールを多く摂取するほど、代謝に使われる栄養素が増えるので、髪の毛に回す栄養が足りなってしまいます。

嗜む程度であれば、それほどの悪影響はないと考えられますが、薄毛にお悩みの方であればできるだけアルコールの摂取を控えた方がいいでしょう。

また、過度な食事制限についても、必要な栄養素が足りない状況になってしまうので控えるようにしてください。

頭皮マッサージで血行を促進する

日常的に頭皮マッサージを行うことで血行を促進して抜け毛を予防することができます。

強い力でマッサージを行うのではなく、軽く刺激が加えられる程度で、頭皮をじっくりと揉みほぐしてください。

頭がじんわりと温まる程度の感じを意識してやってみましょう。

入浴中など体が温まっているタイミングで行うのがおすすめです。

血行を促進することで髪の毛の成長サイクルをスムーズにすることができます。

抜け毛の本数を減らして、生えてくる髪の毛が増えるようにしていけば、薄毛の進行を食い止めることができます。

頭皮に刺激の少ないシャンプーを使う

毎日行うシャンプーについてもこだわりを持つことで薄毛を効果的に予防することができます。

特に、敏感肌向けの人に作られている頭皮に刺激の少ないシャンプーを使うことで、頭皮を痛めずに清潔さを保つことがでいます。

低刺激シャンプーと書かれているものもおすすめですし、無香料・無着色・防腐剤フリーなど、添加物ができるだけ含まれていないものを選ぶのもいいでしょう。

刺激の少ないシャンプーで優しく頭皮を洗うことで、清潔感を保ちながらも、頭皮が荒れるのを防ぐことができるでしょう。

頭皮をできるだけいい状態にたもちながら、髪の毛がスムーズに成長できる環境をできるだけ維持できるようにしてみましょう。

M字ハゲを治療する方法を紹介

ここからはM字ハゲを治療する方法について解説していきます。

病院やクリニックなどに通院しながら行う治療で、さまざまなパターンがあります。

主な薄毛治療としては以下の4つがあります。

治療方法主な治療内容
内服治療処方された内服薬を服用して行う治療
発毛の進行に合わせて薬を使い分ける
メソセラビー頭皮に発毛効果のある薬を直接注入する治療法。治療費が高額な傾向がある
外用治療薄毛が気になる患部に薬品を直接塗布する治療法。ミノキシジルなどを使用
植毛薄毛部分に人工的な髪や自分の髪を移植する治療法。治療費は高額。

では、それぞれの治療法について詳しくみていきましょう。

抜け毛の原因となる有害物質を抑える「内服治療」

内服治療は、内服薬を服用することで行う治療法で、AGA専門クリニックでは最も一般的な治療法と言えます。

プロペシアやサガーロという薬を使うのですが、M字ハゲの原因でもある5α-リダクターゼという酵素の働きを阻害することで、抜け毛の原因を抑えることができます。

プロペシアについては開発されてから時間が経っているため、ジェネリックが豊富に揃っているため、安価な薬品が多く流通しています。

そのため、治療費を安く抑えることも可能です。

髪の毛を成長させる発毛を促進する「メソセラビー」

メソセラビーは、頭皮に発毛効果のある薬を直接的に注入するという治療法です。

内服治療は口から薬を摂取するのに対して、メソセラビーは患部に直接アプローチするというのが特徴です。

1ヶ月に一度程度のペースで治療を行なっていき、少ない回数で効果が実感できるというのが特徴と言えます。

ただし、使用する薬液や注入方法によって、治療費が高額になる傾向があるため、予算に余裕がない場合には内服治療や概要治療がおすすめです。

局所的に血行を促進して髪の毛を成長させる「外用治療」

外用治療はいわゆる塗り薬を薄毛の気になる部分に塗布して行う治療法です。

代表的な外用薬としてはミノキシジルが挙げられます。育毛剤に含まれる成分としても聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

ミノキシジルを塗布することで患部の血行を促進して、髪の毛の成長をスムーズにする効果が期待されています。発毛シグナルを促して、毛母細胞の分裂も促進してくれると言われています。

ミノキシジルについては特許期間が過ぎているため、安価なジェネリックを選択することもできます。

人工毛を植えて対処する「植毛」

植毛は、人工的な髪の毛や自分の髪を患部に移植するという治療法です。

1回の手術を行うだけですみ、定期的なメンテナンスなども必要ありません。

自分の髪の毛を移植すれば、抜け落ちても髪がまた成長するという特徴があります。

ただし、治療費が高額になる傾向にあり、数百万円といった費用がかかることもあります。

見た目の効果が最もわかりやすい治療法ではありますが、治療費が高いのがネックと言えるでしょう。

また、植毛した部分以外の薄毛が進行するというリスクもあります。

M字ハゲが治らないに関するQ&A

M字ハゲが治らないに関するよくある質問をまとめました。

ここまでの内容で気になる部分があった人はこちらを参考にしてみてください。

[sc_fs_multi_faq headline-0=”h3″ question-0=”質問1 M字はげの治療人気の薬はありますか?” answer-0=”回答1 内服薬であればプロペシア、外用薬であればミノキシジルが一般的です。” image-0=”” headline-1=”h3″ question-1=”質問2 M字はげの症状が出てくる年齢は?” answer-1=”回答2  遺伝や体質、生活習慣によっても異なるのですが、症状としては思春期以降に見られると言われています。” image-1=”” count=”2″ html=”true” css_class=””]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる